2-28.共に在ると知る

28.自分一人では出来る事が限られる。
例えば、ご飯も誰かが食物を育てたり、漁をして魚をとってくれたりしている。その食べ物を運んでくれる人もいる。それを料理してくれる人がいて、はじめて食卓に食事が並ぶ。当たり前に有る事は、当たり前ではなくそれぞれが役割を成してるからこそ、そこにある。共に存在しているからこそ生きていけている。当たり前は当たり前では無いと知れたら感謝の気持ちが生まれてくる


そう皆で風の話をしていたら、風が遠くから
コチラに戻ってくる様子が見えた。

「あ、噂をしてたら風が戻ってきましたね」

そう私が言うと、タイミングの良さに皆で笑い合った。

白い虎が、
〈風には随分、久しぶりに会う〉
と言って身体を起こし、戻ってくる風の様子を見た。
私は白い虎に
「風とあなたは知り合いですか?」
と聞いた。

〈あぁ、古くからの知人だよ。〉

「ここに住む方々は皆が知り合いですね。
 それに皆が仲が良い。
 争いなんて見たことも無い」

〈同じ星に住むのだから、当たり前だ。
 同じ星で生きていくには互いに
 協力し合わなければならない。
 互いに互いを知ろうとすれば
 争いなんて起きない。
 他の星では争いばかり起きていたりするようだが、互いを想い合い、譲り合い、支え合う気持ちが有れば争いなんて起きないのだ。〉

「それはそうだけど、、
 多くが集まると沢山の考えもあるから
 なかなかまとまらないのでは?」

〈ソレは、他の星の在り方。
 色々な星の特性がある
 この星では、
 皆が共存していると言う考え方が、
 皆に根付いているだけのこと。〉

「共に居る事を知り合えば良いのですか?」

〈一つで何ができる?
 一つでは一つの考え方しかなく
 一つの答えしか出せない。
 しかし、多くが共に居る事で
 沢山の考えがある。
 沢山の選択ができて、
 より良い答えがだせる。
 一つで全部の事はできない。
 それぞれが出来ない事を
 互いに出来る事で補い合ってるからこそ
 成り立つ。
 それを忘れてしまうから、良くない。
 争いはそれぞれが自らの
 思い通りにしようとしすぎるからおきる。
 そもそも、
 一つで成し遂げてる気になっている傲慢さが
 間違えている。
 皆が共に居るからこそ、
 自らが居ると忘れている。
 ソレが争いの元。
 そう考えたら何をどう考え動くべきか
 分かるハズなのだ〉

「そうですね、、気づくべき事に気づけたら争いはおきませんね」

〈そう。全ては気づけるかどうか。
 一つが気づき、その気づきを
 次へとバトンを渡して繋げていけたら
 より良い和が広がっていく〉
 
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